今日現在のところまだユピテルHPには掲載されていませんが、
ユピテルから新型のレーダー探知機が発売となっております。
型番はZ700Nsd。
指定店専用モデルで当社販売価格は¥44,100-(税込・取付工賃別)
このレーダー探知機、
なんとモニターは無く、音声は付属スピーカーから常に出ますけど
画像は純正ナビ等、映像入力のあるモニターに写すタイプなのです!
コレは今までには無い新しい製品ですね!!!
気になる中身は基本的にはZ240Csdと同じ。もちろんOBDⅡアダプターにも対応してます。
ただ、大きな画面で見ることを想定し、5連メーター表示なんかが出来ちゃいます!
で、この目新しい外部出力型レーダー探知機、
まずはそのメリットと言うか特徴をメーカー資料にそって御紹介しますと。。。。
(かっこ内は当社の率直な意見です)
1.
レーダー画面を純正ナビ/市販ナビに表示する。又AV入力端子のあるモニターにも取付け可能。
(取付けは可能でしょうけど・・・切り替え等のデメリットも・・・・・)
2.
純正ナビや市販ナビに接続することによりナビの大画面モニターで警報表示を確認できる
(そもそもその必要があるのかどうかはともかく)
3.
本体(モニター)をダッシュボード上に設置しないので見た目がすっきりする。
(まぁ、これは確かですが・・・・・・)
4.
画面警報しなくても小型のスイッチユニットのLEDと付属スピーカーで警報することも出来る。
(コレできなきゃレーダー探知機の意味無いですからね・・・ってか、他製品でもできますね)
5.
オプションのOBDⅡアダプターで車両情報もナビ画面表示できる。又大画面にあわせて高解像度5連メーターが表示可能。
OBD表示項目も最大68項目と充実
(まぁ、Z240Csdと基本同じですから当たり前ですね。5連メーターとZ240Csdでは小さくて見難いOBD表示はデカクて良いかもしれませんね。音楽や地デジなんかいらない!大画面マルチメータが命!って方がいればお勧めかも・・・あくまでいれば・・・ですが)
6.
純正ナビ/市販ナビのカメラ入力を利用してレーダー画面表示が出来るので、外部入力が無くても取付け可能。
(いいんですか!?こんなこと普通に書いて、その接続のデメリットがあることも書いてくださいよ~~~~)
7.
バックカメラ入力を利用した接続により、警報時ナビ画面から警報画面に自動画面切り替えが可能。
(だから~~~~~コレ・・・デメリット大きすぎるって)
となっております。
要するに新たにダッシュボード上等にモニター画面を設置しなくても
今あるナビ等のモニターの大きな画面で見れる=見た目もスッキリってのがウリなのですが。。。。
よ~~く考えてみましょう。
ナビの外部入力に接続したら・・・それはAVソースと認識されるわけですから、
レーダー映像表示の間は、ナビ機能(地図画面の表示やルート案内)は使えますが
地デジやCD/DVD、ラジオ等、オーディオソースは一切使えなくなるわけです。
車の中では一切音楽は聴かない、エンジンサウンドが最高のBGMだぜぇ~~~・・・って方なら問題ありませんが、
たいていの方はドライブに音楽は必須かと・・・・そうなると辛いですね。
更に、カーナビの外部入力の映像は安全対策のため走行中は映像表示されません。
これでは意味が全くない・・・&実使用には走行中の視聴制限解除も必要になります。
この辺りをメーカー(ユピテル)はどう考えているのですかね??
で、そんな問題をクリアする為にメーカーが推奨しているのが6.7.のカメラ入力を利用した接続。
これならカメラ映像として表示されるので音楽ソースを再生しつつのレーダー画面表示が可能。
もちろん、裏でナビのルート案内も可能です。
が・・・この当社ブログ&HPを以前から御覧の方なら御存知の通り、
カメラ入力を利用した映像切り替えにはデメリットがあります。
これについてはサイドカメラやフロントカメラ追加の際の御質問で本ブログやBBS・メール等で嫌と言うほど答えてまいりましたが・・・・(^_^;)
特にナビのバックカメラ入力に割り込ませる場合、ナビに疑似バック信号を入力し、
カメラ映像=レーダー探知機映像に切り替えるシステムなのでレーダー映像画面中に走行した距離の倍の分、
ナビ上の自車位置は逆方向に行ってしまい、実際の位置と大きく異なることになってしまいます。
もちろん、暫く走ればGPS補正によって元の位置に戻りますが
GPS受信状態によっては戻るまでにかなりの時間がかかる場合もありますし、
据置型のハイブリッドナビの場合(特にHDDナビ)ジャイロとセンサー、マップマッチングによる自律航法が自車位置確定のメインであり、
GPSはあくまで補正でしかありませんから
根本的にナビ自身が自車位置を見失い迷走する可能性も大です。
更にハイブリッドナビは常に学習していますから、実際の走行と違う信号を入力し続けることにより
通常走行時の自車位置さえもずれる可能性もあります。
これがサイドカメラやフロントカメラの様に低速で短時間しか表示しない映像なら、
デメリットを理解した上で使用するならバックカメラ入力もアリとは思いますが
このレーダー探知機の映像は・・・・低速時に短時間なんて使いませんよね?
その用途から考えれば、必ず制限速度に近い高速時に必要になる&表示時間も長いでしょう。
となると・・・・当社としては純正・市販問わず、
メーカーが、さも自慢げに言っているバックカメラ入力への割込み接続は全く推奨できないと言うところです。
事実、当社でもフロントカメラが出始めの当初、バックライン割込みでナビと同時に取付けた際、
初期学習時にフロントカメラを表示し続けさせたら、通常走行時も前進しているはずがナビ上でバックするようになってしまった。。。なんて例がありましたので。
じゃぁ、オプションカメラ入力(フロントカメラやサイドカメラ)のあるナビなら・・・・
オプションカメラ入力に接続すれば音楽ソースも使えるし、ナビ上の自車位置のずれも生じませんね。これはイケるか???
でも・・・はい・・・知っている人は知っていますね。
当社でもフロントカメラやサイドカメラ対応と言っているサイバーナビや彩速ナビ、
その他純正ナビでも、オプションカメラの表示は殆んどの機種で速度制限や時間制限があるのです。
要するに速度が15㎞/h以上になると自動的に元の画面に戻ってしまう・速度が高い時はカメラ画像(レーダー画像)に切り替えることはできないのです。
速度が低速の時しか表示できないレーダー探知機画面。。。。。。またくもって意味がないですよね?
と考えると、やっぱりナビに入力は無理がある・・・・じゃ、どのようなパターンで使うのが一番良いのか?と思うと
ミラーモニターや増設モニター等で電源信号による映像切り替え機能があるモニターとの組み合わせが一番生きるでしょう。
あれ??でもこのレーダーの特徴ってモニターを増やさずスッキリ取付け・・・・でしたよね?じゃこれは本末転倒。
まぁ、すでにそういう状況になってる・・って方ならお勧めできますが。。。
こう考えていくと、目の付け所は良い製品だと思いますが実用度は低く、極めてニッチな製品かと。。。
と・・・全く使い物にならない的な記載が続き、全く売る気も無い様に思われたかもしれませんが、
上記をご理解の上でのご依頼なら、もちろん販売&取付致します。一応商売ですので。
あ・・ただ唯一、ナビとセットでお勧めできるとすれば・・もとい、オススメなのは
独自のマルチカメラ機能を持つ2008年以降のパナストラーダHDDナビです。
現在ではHシリーズの在庫のみとLシリーズの一部のみですが・・・・
ストラーダHDDナビの場合、本ブログのカメラ関連でさんざん”オプションカメラ接続には最適”とご紹介しておりますが
カメラ表示の速度制限が無く、物理スイッチ(増設)のオンオフでいつでもどこでも任意に表示できるので
オプションカメラは勿論、このレーダー探知機のように高速で利用することが多いであろうアイテムには相性ピッタリなのです!
もちろん、AVソースも使えますし、自車位置のズレの心配も無し!
おおっ~~~~最後にウリネタがご紹介できてよかったです(^_^;)
と言うわけでパナHDDナビにスマートにレーダー探知機表示させたいって方!ご注文お待ち致しております!
あ・・すでにパナHDDにフロントカメラやサイドカメラを当社で付けてる方も追加可能ですのでご相談ください!!
by大塚専務
最近のコメント